「勉強するなら静かな自分の部屋でしなさい」と子供をリビングから追い出したことはありませんか?
静かな空間の方が集中力もアップして、勉強するにはもってこいというイメージがありますよね。うちでも長女次女ともに個室を与えていて、勉強机も置いてあります。
家の構造上、リビング階段なので、リビングのテレビの音や話し声は階段から2階部分へ上がってしまうので、2解の部屋でも全くの無音ではないですが。
でも実は脳の構造上、静かすぎると逆に集中できないんですって。
静かすぎると集中できない
プリンストン大学の心理学者であるヴァーノンの研究で、人は静かすぎると集中することができないということが分かっているようです。
「図書館に行くとそわそわする」のは、人として当然の反応のようですよ。
確かにわたしが学生の頃も自分の個室ではなく、テレビがついているリビングで勉強をしていた方が多かったです。
もちろん高校受験や大学受験の大切な勉強は、ある程度は自室にこもってやっていましたが。
かといってテレビはダメ!
静かすぎると集中できないのですが、テレビの音は意識が自動的に持っていかれるので、いくら集中していてもテレビの音に意識が引っ張られるそうです。
特に子供の場合は、手が止まってそのままずっとテレビに見入ってしまうことに。
子供が勉強中だからといって極端にボリュームを下げたり、消したりする必要はないですが、子供が興味を持ちそうな番組ならチャンネルを変えたほうが良さそうです。子供がテレビの真正面に座ることも避けましょう。
リビング学習のメリット
我が家はリビング学習です。
旦那は「せっかく部屋があるんだから部屋で勉強せな!」なんて言っていますが、子供たちもリビングで勉強をやりたがっています。
リビング学習のメリットはこちら↓
- リラックスできる
- 程よい緊張感がある
- わからないところをすぐ親に聞ける
- 集中力がアップする
学校から帰宅してリビングで宿題を始める子供。
普段くつろいでいるリビングだからリラックスできますし、すぐ近くにお母さんがいることで質問もしやすく、料理中の音や兄弟の声などの雑音の中で勉強するので、逆に集中力がアップするのです。
サボるとお母さんから注意されるので、適度な緊張感もあります。
リビング学習のデメリットは?
リビング学習は特にこれといったデメリットはないようですが、親が気を付けなければいけないところがいくつかあります。
●怒らない
勉強を始めてもすぐに飽きて別のことを始めたり、習ったところがわからなかったりすると、ついつい怒ってしまいたくなりますよね。
我が家も毎日私の怒鳴り声が・・・
でもこれは実はNG。
がみがみ言われるとやる気をなくしてしまうのが子供です。大人でもそうですが。
ぐっとこらえて見守りましょう。
●座るなら子供の隣
「ママ、ここ教えて」と声をかけられることも多いですよね。そんなときどこに座っていますか?真正面は威圧感を与えてしまうためNGなんですよ。
親が座るベストなポジションは子供の隣。もしくは斜向かい。
●ダイニングテーブルで勉強するなら足置きを
ダイニングテーブルで勉強する場合、小学生の子供はまだまだ床に足がつきませんね。子供は床に足がつかないとどうしてもぶらぶらと足を遊ばせるので、集中できません。
ダイニングテーブルで集中させるには、足置きを置いてあげましょう。
足置きは我が家では洗面所やトイレにも設置しています。次女は小2ですが、足置きがないと便座の位置が高く、トイレに座りにくいようなので、トイレトレーニン時代からずっと置いています。
100均でも手に入りますね。
リビング学習はいつまでOK?
リビング学習をしているお子さんのほとんどが18歳前後になると自室で勉強するようになるそうです。
いわゆる大学や短大、専門学校などの進学を機に。
男の子は体も大きくてカサも高いので、だんだん「邪魔だな~」と感じる親御さんも増えてきますが、子供が自室で勉強したくなるまでそのままにしておいてあげましょう。
勉強机は小学校入学前は買う必要はないかも
多くの親御さんが小学校入学前に勉強机を購入し、勉強できる環境を整えます。
もちろん我が家もそうで、1人10万円ほど出して勉強机を買いました。
2人で20万円なので、ランドセルと合わせてかなり痛い出費です。
おじいちゃんおばあちゃんからの援助はないので、やってもらえるところが正直うらやましい・・・
でもリビング学習をするなら部屋に立派な勉強机は不要ですよね。
自室で勉強するようになってから購入しても全然遅くありません。
コメント