ニュースなどでも話題になっている小学生の卒業式の袴問題。
最近では一部、袴を禁止する小学校も出てきましたよね。
袴は大学卒業時に着るものという固定観念があったのですが、袴の女子が多いこと多いこと・・・
卒業式に袴で出席して感じたメリットやデメリットなどをご紹介します。
卒業式に袴で出席する割合は?
アラフォーのわたしは、袴といえば大学の卒業式で着るものという考えを持っていたので、小学生が袴で卒業式に出席するというのは違和感がありました。
娘の通っている小学校では、袴は禁止されていませんので、娘の希望で袴を選びました。
「みんな卒業式、袴にすんねんて」
娘が卒業式の衣装を選び出したときに言ってきた言葉ですが、子供の言う「みんな」ってあてになりませんよね。
ところが、実際卒業式会場(体育館)に入ると、女子は9割が袴でした。
男子はスーツの割合が女子と逆で、袴1割くらいでした。
女子の袴率が高いので、卒業生は非常に鮮やかでしたが、同じ袴を着ている子供は全くおらず、意外とかぶらないものだなと思いました。
娘は、アイボリーの着物と紫色の袴を選びました。
わたしの時代を思い起こせば、女の子はみんなスーツやワンピースで、色味も黒やグレーばかりだったので、時代は変わったんだなと実感でした。
卒業式に袴で出席するメリット
小学生の卒業式に袴というと、驚かれる方も多いです。
着付けなど面倒そうなイメージの袴ですが、卒業式に袴で出席するメリットももちろんあります。
- 鮮やかで卒業の晴れ舞台に似合う
- 姿勢がきれい
- 写真映えする
- 何より普段着ることがない和装で子供が喜ぶ
とまあ、こんなところでしょうか?
着物が鮮やかなので、黒やグレーのスーツなどと違って、写真を撮ったときにきれいに写りますから、インスタ映えなどを気にする方にもピッタリです。
わたしはインスタはしないので、せいぜい写真を撮って家族で見る程度ですが、やはりきれいです。
また、子供も着崩れを気にするため、普段より姿勢が良くなり、卒業式にふさわしいシャキッとした堂々とした雰囲気になりますから、卒業証書授与のときの姿勢がとてもきれいです。
普段、和装をすることがない子供たちは、夏の浴衣なんかも喜びませんか?
普段できない格好をするというのは、子供が非常に喜び、卒業式のかなり前から袴を着ることを楽しみにしていました。
卒業式に袴で出席するメリット
卒業式に袴を着るデメリットももちろんあります。
- 着付けが大変
- 着崩れたときに直せない
- トイレに行きにくい
- ポケットがない
とこんな感じでしょうか。
袴を着る場合、美容院で着付けをお願いする方も多いので、朝も早くなってしまって大変だったという他のお母さんの声もありました。
お母さん自体が着付けができないので、崩れたときにどうしようもない・・・
娘の場合は、担任の先生が着付けができる方で、先生も袴でいらっしゃったため、万が一着崩れたとしても安心ですが、必ずしもそんな先生がいるとは限りません。
そして、いったん袴を着た後はトイレに行けないんですよね。
行くと崩れてしまうため、卒業式が終わるまでの4~5時間ほど、トイレを我慢する女子も多いようです。
卒業式に袴で出席するときに困ったこと&買っておけば良かったもの
卒業式に小学生が袴で出席するときに、いろいろなメリットやデメリットがありますが、わたし個人が困ったことがあります。
それが「ハンカチ」です。
袴にはポケットがありません。
卒業式の日はまず、教室に集まって、そこからみんなで揃って会場である体育館に行くのですが、荷物は教室にいったんおかなければなりません。
つまり会場には手ぶらで行きます。
「卒業式、泣くかも」
といっていた娘。
いざ前日にハンカチどうする?という話になり、巾着はないし、持っていけるのは教室までだし、どうする??と母娘でバタバタしました。
最初は胸の合わせに忍ばせるor着物の袖の部分に入れると案が出ていましたが、胸の合わせの部分、素人がハンカチをはさんだりしようものなら即効で崩れます。
袖の部分ですが、時代劇なんかでもよくありますよね?
それの部分に入れる姿。
でも、袴は袖の後ろの部分が縫い合わされていませんから、入れても後ろから落ちるんです。
結局、娘はハンカチを手で持って学校へ行き、卒業式の間は教室に置いていたそうです。
ハンカチを手で持って、というのは見た目にもイマイチでした。
袴に似合う巾着があった方が良かったと後悔したので、次女が卒業するときは巾着を追加購入したいと思います。
来年度の卒業生で袴を着たいという方は、ぜひ参考にしてくださいね。
着付けしやすい袴を選べば朝からばたつかない!
最近は和装を着る機会なんて一生に一度もない方も多いですよね。
そのため、着付けはできないお母さんも多くて当たり前です。
もちろんわたしもできません。
美容院に行くのが大変な方は、早朝におばあちゃんに来てもらって着付けをしてもらっているお友達もいましたが、わたしは母がいないのでそれもできず、頼れるのは己のみでした。
そんなわたしのような方におすすめしたいのが、着付けしやすいように作られている袴です。
毎年娘の浴衣の着付けをして、難しいと感じるのがおはしょりです。
袴にも当然この丈を調節するおはしょりを作らないといけないので、この部分がとてもネックでした。
プラス帯もありますよね。
最近は、おはしょりも不要で、帯もマジックテープで巻くだけでOK(だって外からは見えないですから)という便利な袴が売られているんですね。
「そういう着付けが簡単な袴って、安物臭い??」
そんなイメージがありましたが、ぜんぜんそんなことはなく、一般的な着物や袴と同じような感じでした。
もちろん、質の良くないメーカーもあるのかもしれませんが、わたしが購入したネットショップは生地もしっかりしていてとても良かったです。
袴+髪飾り+ブーツの3点セットで2万円台で購入できました。
↓こちらの袴セットを購入しました。
他にも可愛くて着付けのしやすい袴はたくさんありますよ。
卒業式に袴を着るなら式後にお直しが必要!
卒業式が終わった後も、友達同士で写真を撮ることが多いですよね。
ほとんどが同じ中学校に行きますが、最近は私立に行く子供も意外と多く、卒業式でさようならとなってしまうお友達もいます。
先生やいろいろなお友達と写真を撮るのですが、そこは小学生。
袴なのにジャングルジムに足をかけたり、タイヤの遊具などに登ろうとしたり、みんなでわちゃわちゃ集合社員を撮っている間に着崩れてしまいます。
もしかしたら年々袴での出席は禁止、という小学校が増えてくるのかもしれませんが、来年、卒業するお子さんをお持ちの方は、わたしの体験談が参考になれば嬉しいです。
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