子供の起こす癇癪、困りものですよね。
小学生の癇癪は幼児と比べて体が大きくなっている分、対応も大変になってきます。
でも、癇癪を起したときの対応はたった1つなんですよ。
小学生の癇癪に悩む方はぜひ参考にしてくださいね。
癇癪を起す原因
癇癪は、物事が自分の思い通りに行かなくなって、大声を出したり、ひっくり返ってバタバタと暴れたりすることをいいます。
幼児期にはよく見られますよね。
家の中だけでなく、スーパーのお菓子売り場やおもちゃ売り場、子ども広場などで、癇癪を起しているお子さんを目にすることがありますが、小さな幼児の場合は「うちもそんなときがあったな」と懐かしくなり、ほほえましく見てしまいます。
癇癪を起している子供の対応にはどの親御さんも苦労されていますよね。
癇癪は小さい子どものころだけと思っていたら大間違いで、小学校に上がっても癇癪を起こしてしまう子供は意外と多いんです。
次女は自分の間違いを指摘されると癇癪を起しやすくなります。
例えば宿題。
宿題のプリントをちらっと見て間違っているところがあったので、「ここ間違えてるよ」と指摘すると、勝手に宿題のプリントを見たこと、指摘したことに対して起こります。
その起こり方たるや、可愛げも何もありません。
女の子特有のキーキー越えで、「いかにもムカついてます!」といった話し方になります。歩き方もわざとドスドスと大きな音を立てて、腹が立っていることを全身で訴えてきます。
もしかして友達や先生に対してもそんな感じ?と不安になることもありますが、どうも外ではしないようです。
こんなことくらいでイライラと癇癪を起してどうすんの?と思いつつも、なんとなくわたしの躾の仕方が悪かったのかと自己嫌悪に陥ることも多いです。
わたし自身がいらち(関西の言葉で、短気・せっかちの意)なので、長女も次女も基本的に短気です。
「このままではいけない。まだ3年生なので、性格の方向修正はできるはず!」という思いで、だまって次女を観察してみて、イライラして癇癪を起すポイントを探ることにしました。
- 今使っていた消しゴムがどこかにいって長女に指摘された
- ゲームの時間が長いことを長女に注意された
- 家での宿題をやる場所ややり方について長女に指摘された
- 朝、なかなか朝ご飯を食べ始めないことをわたしに注意された
とこんな感じでした。
長女が口出しすることで癇癪を起すことが多いのがわかります。
我が家はこのような感じですが、癇癪を起す小学生も似たり寄ったり感じのようです。
やはり自分がやっていることを指摘されたり、注意されることが癇癪の原因になることが多いようです。自立しようとする心とそれに向かって一生懸命やっている自分を否定されたような気持になるのが原因のようです。
発達障害との違い
癇癪は幼児が起こすものというイメージを持っている方も多いですよね。
なので、小学生になっても癇癪を起すと、もしかして発達障害なのでは?と不安に感じてしまう親御さんもいるでしょう。
単なる癇癪と発達障害の見分け方がこちらです。
- 興奮が激しく、親が手を付けられない状態が15分以上続く
- 強いこだわりを持っていて、いつもとやる順番が違うと癇癪やパニックを起こす
- 癇癪の頻度が多い(1日に何回も)
- 癇癪以外にもあれ?と思う言動や行動がある
発達障害にも個人差がありますから、こちらの4項目はあくまで参考程度ですが、当てはまる場合は、発達障害が癇癪を引き起していることが考えられます。
発達障害による癇癪は、自分で感情を上手にコントロールすることが難しいので、年齢が上がってもあまり変化がないようです。
癇癪への対処方法は1つ!
子供が癇癪を起した場合、こちらもイライラしてつい怒ってしまったり、場合によってはお尻をパチーンと叩いてしまうこともあるかもしれません。
実際にわたしも宿題の間違いを指摘したときに癇癪を起され、「なんじゃその態度は!」となってしまい、「間違ってるって言われるのが嫌やったら間違えんとき!」と怒ってしまったことがありました。
怒っても何も改善されるわけではありませんよね。冷静に考えればそうなんですが、わたしも人間としても母親としてもまだまだ未熟ですから、腹が立つときだって多々あるんです。
でも、子供が癇癪を起したときの対処法は、相手にしないことです。
もちろん発達障害の場合は、別の対処法があります。
癇癪を収めるために子供のいうことを聞いてしまうと、子供は癇癪を起して暴れると親はいうことを聞いてくれると勘違いします。それは癇癪を悪化させる原因にもなりますから、いいなりにならないようにしましょう。
それでもうまくいかないなら?
体も大きくなってやっかいな小学生の癇癪。
子供のいいなりにならずに相手にしないのが1番ですが、ギャーギャーうるさい状態というのも、ご近所迷惑とわたくし迷惑を考えると難しい場合もありますよね。
そんなときは、癇癪を起している子供の興味を別に向けてあげたり、癇癪を起した原因についてゆっくり話すのも良いかもしれません。
例えば次女のように、宿題の間違いを指摘されたことに対して癇癪を起しているなら、「何でそんなに腹が立つのか」「間違ったまま学校に持っていったら学校でやり直しになるよ」「100点の宿題で先生に花丸もらおうよ」といった声かけです。
次女の場合は、癇癪を起しても5分ほど放っておけば治まりますが(長女がさらに余計なことをいわなければ)、癇癪の後、しくしくビービー体育座りで泣いたりすねたりも多いです。
「今回はしつこいな」と感じるときはこういった対処法を取ることもあります。
まとめ
癇癪は幼児だけでなく小学生になってもあります。
癇癪を起す子供の対応は大変ですが、学校や友達と遊んでいるときに癇癪を起さない子供は、ストレスが多くかかっていて、それをちょっとしたきっかけで発散しているのかもしれません。
親が同じように「キィーーー」となってしまわないように対処しましょう。
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