派遣の顔合わせって?流れや印象アップするポイントや注意点、質疑応答例も

派遣

前職は派遣会社のキャリアコーディネーターとして約15年ほど勤務していました。

派遣会社から仕事を紹介してもらうと、「顔合わせ」というものがあります。

顔合わせとはどんなものなのか、流れ、印象アップのポイント・注意点、質疑応答例などをご紹介します。




顔合わせとは?

顔合わせってワード、ちょっとお見合いっぽいなと思いませんか?

派遣会社でいう顔合わせは、本当にお見合いみたいなものなんです。

簡単にいってしまうと、業務を始める前の「職場見学」「事業者訪問」です。

派遣を依頼する企業は、派遣会社が選出したスタッフを事前面接するのは禁止されています。

派遣スタッフが希望した場合のみ、企業の職場環境や業務内容を確認するために企業を訪問することが、法律で認められていますよ。

派遣の顔合わせの目的は、派遣スタッフが就業するうえでの不安をぬぐうために行われるためのもので、就業先の企業から評価を受けるためのものではありません。

安心して仕事を開始できるためにあるのが、顔合わせというものです。

大手企業でも「顔合わせ=事前面接」と勘違いしている担当者は多いです。

事前面接が禁止されている理由は?

派遣では事前面接が禁止されています。

派遣スタッフが派遣会社を雇用元として就業先企業で働いて、就業先は業務上の指示のみを行うというのが、派遣という働き方です。

就業先が必要とする職業能力(スキル)が派遣スタッフにあるのかを派遣会社が判断して、派遣を行うのが派遣の基本です。

就業先企業は雇用元ではないため、派遣スタッフを選別する事前面接は法律で禁止されています。事前面接以外にも、

  • 年齢や性別を制限する(若い女性がよい、など)
  • 履歴書の提出を求める
  • 適性検査を行う

こういったことも禁止されていますよ。

これが禁止されていることを知らない企業も多いのが実情です。特に性別や年齢を制限して依頼してこられる企業は多いんです。



顔合わせの流れ

顔合わせの流れは、どの派遣会社でもほとんど変わりありません。

私は派遣会社でキャリアコーディネーターとして勤務していましたが、派遣スタッフとして勤務した経験も複数あります。

いくつかの派遣会社から顔合わせをおこないましたが、どこも同じような感じでしたよ。

一緒に派遣会社の営業さんが入ってフォローしてくれるので、「面接が苦手」「人見知りする」という人にはとても心強いです。

派遣先も人事・配置部署の担当者と2~3人、全員で3~6人で行われることがほとんどです。

顔合わせは「就業先担当者」「雇用元(派遣会社)担当者」「派遣スタッフ」の3者間で行います。

お互いのあいさつ(名刺交換)・自己紹介

実際に行う細かい業務説明

双方からの質疑応答

挨拶をしてから退室

どんなことを聞かれるの?聞いたらいいの?質疑応答例

顔合わせではどんなことを聞かれるのか気になりますよね。一般的な質疑応答例をご紹介します。

企業からの質問の具体例

■業務経験

これまでの具体的な業務経験についての確認です。

営業事務なら、営業サポートがメインなのか受発注がメインなのかや、経理事務なら決算の経験はあるかどうかなどですね。

■使用できるソフト

Excel・Wordはどの機能まで使えるのか、PowerPointやAccess、そのほか業務で使用するソフトの経験はあるのかです。

オフィスワークの場合、Excel・Wordなどのオフィスソフトの使用は必須です。スムーズに業務に入るためにもスキルアップしておきましょう。

■残業や休日出勤の可否

突発的な残業や休日出勤に対応できるのかどうかも聞かれることが多いです。

ここは正直に答えるのがベストですよ!

スタッフからの質問の具体例

■具体的な仕事内容

同じ事務の仕事でも企業によって進め方には違いがあります。

  • 「引継ぎ期間はどのくらいありますか」
  • 「1か月の残業時間は何時間程度でしょうか」

■就業規則について

就業規則も企業によって違いがありますので、確認しておくとよいでしょう。

  • 「そのような服装で出社すればよいでしょうか」
  • 「ブランケットや社内用のスリッパの持ち込みは問題ありませんか」

質疑応答での注意点

派遣の事前面接は禁止されています。

派遣の顔合わせは、派遣スタッフを選定するために行うものではありません。

しかし、実際には多くの企業がそれを理解していないため、びっくりする質問を受けることがあります。

もしNGの質問をされても派遣会社の営業さんがうまくフォローしてくれるので心配はいりません。

具体的には以下のような質問には答える必要はありません。

  • 結婚の予定や既婚・未婚
  • 家族構成
  • 国籍や本籍・住所
  • 出身校
  • 年齢
  • 宗教・信条
万が一、このような質問をされても何のフォローもしてくれない営業さんなら、その派遣会社はやめておいたほうがよいでしょう。
就業後にきちんとフォローしてもらえないなど、不安な要素が大きいと思われます。



顔合わせで注意するポイント

顔合わせは面接ではないとはいえ、行けば誰でも就業開始となるわけではありません。

派遣のお仕事は企業と派遣スタッフの双方合意に基づいて契約が結ばれます。そのため、顔合わせの前にはしっかりと注意ポイントを押さえておきましょう。

清潔感のある身だしなみ

顔合わせの服装はスーツが基本です。普通の企業面接と同じですね。

ただしスーツだからといってどのようなものでもよいわけではありません。

  • 季節感がある(春夏用・秋冬用)
  • ゴミやほこり、ふけなどがついていない
  • 派手な色・デザインはNG(黒・グレー・紺・ベージュが好ましい)

また、靴やバッグも汚れなどがないか、しっかりチェックしておきましょう。

バッグは会社の資料などをもらう場合がありますので、A4サイズの書類が入るものがよいです。

アクセサリーは結婚指輪以外はしていかないほうが無難です。

スキルや自己紹介についてまとめる

顔合わせでは自己紹介やこれまでの経験スキルを伝える必要があります。

当日、あたふたしたりスムーズに出てこないといったことがないよう、しっかりまとめておきましょう。

事前に派遣会社から個人情報を伏せた業務経歴書(プロフィールシート)が企業へ提出されています。顔合わせの前に見せてもらえる派遣会社もありますので、漏れがないよう確認しておきましょう。

質問をまとめておく

具体的な業務内容や引継ぎ期間、残業の有無など就業する前に確認したいことはいろいろありますよね。

いざ、担当者を目の前に「何か質問はありませんか?」と聞かれたとき、頭が真っ白になって「特にありません」となってしまわないよう、手帳などに書きこんでおくとよいでしょう。

派遣会社の営業を頼りすぎない

人見知りする人や緊張しやすい人にとって、顔合わせはかなりつらいものですね。

そんな人にとって派遣会社の営業さんが同席することは味方がそばにいてくれるようで、心強い存在です。

答えにくい質問や回答に困ったとき、助け舟を出してくれるのが営業さんですが、だからといって頼りすぎるのはNGです。

企業からの質問や自分で疑問に思うことは、しっかりと答えましょう。でないと、企業担当者も「この人に任せて大丈夫なの?」と不安になってしまいます。

派遣の顔合わせまとめ

派遣の顔合わせは面接ではなく、業務内容の確認をする場です。

自身のこれまでの業務経験やスキルを上手にアピールしながら、スムーズに業務に入れるよう、細かい部分までしっかり確認しておきましょう。

 

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