こんにちは、かもるです。
突然ですが、長女が手の指を剥離骨折しました。
剥離骨折はポキッと折れる骨折と違い、骨折していることに気がつかないことも多いようなので、親がしっかり判断してあげることが大切です。
手の指を剥離骨折した長女の経緯と完治までについてまとめました。
剥離骨折、聞いたことがないという方も多いのではないでしょうか?
私も知ったのは初めて!
剥離骨折は、ポキッと骨が折れるのではなく、「剥離」とつくように骨が剥がれる骨折です。
剥離骨折とは、靭帯や筋肉、腱が急激に収縮することに伴って、骨がはがれ落ちてしまう骨折を指します(正式には「裂離骨折」と呼称されますが、「剥離骨折」という呼び方が一般的であるため、この記事では「剥離骨折」で統一しております)。
スポーツや交通事故、転落などに関連して生じることがあります。痛みや腫れ、皮下出血、骨折部位によっては、感覚障害や歩行困難を生じます。発症した場合には、冷却などの応急処置の後、手術の要否などを検討します。
引用元:メディアノート
ある日、学校のトイレのドアで指を挟んだと湿布を巻いて帰ってきた長女。
保健室で見てもらったようで、担任の先生からも事情の説明&腫れがひどくなるなら様子を見て病院にと連絡がありました。
どうもトイレのドア部分に手を置いていて、そこへ誰かがすごい勢いで個室に入ったときに指を挟まれてしまったようです。子どもの指って細いですもんね…
少し赤みがあり、若干腫れているようにも見える指先。見た目は本当に微妙で、まさか骨折しているとは思わないものでした。
指を曲げるときに痛みがあるということで、念のため、翌朝に整形外科へ行ってレントゲンを撮りました。
痛いといっても鎮痛剤が必要になるほどひどい痛みではなかったようです。
そして「剥離骨折」の診断を受けました。
指先の骨から一部分が剥がれていて、まさに剥離といったレントゲンでした。
剥がれた骨がくっつくの?と思い先生に聞いてみると、ほとんどの場合がこのまま固定すれば元通りになるということで、手術などは行わず湿布と固定板、包帯で固定の処置をしていただきました。
剥離骨折の診断を受けてからの通院は週に1回です。
毎回レントゲンを撮って骨折の具合を確認していました。
指先といえど毎週レントゲンを撮っても大丈夫なのか気になりましたが、骨折の状態は外からはわからないため、仕方なしといった感じでした。
利き手の指先を剥離骨折しているので、生活もいろいろ不便なことがありました。
長女が不便を感じていたのはこんな感じでした。
鉛筆は握れないものの、変な持ち方でノートは取れているようでした。
重い荷物はお友達にいろいろ助けてもらっていたようです。
優しいお友達に感謝です。
毎週整形外科に通院し、完治の診断を受けるまでにかかった日数はちょうど3週間です。
3週間目までは剥離した骨がくっつく気配もなく、よくなっている感じが全くなかったのでとても不安でした。
ところが3週目、撮ったレントゲンを見ると、剥離していた骨がどこに消えたの?というくらいきれいにくっついてなくなっていたんです!
骨折した日を入れるとちょうど1ヵ月ほど完治にかかりましたが、特に後遺症もなくきれいに治ってくれてよかったです。
完治してからもお医者さんからはしばらくの間、バレーボール、バスケットボールといった指先を使うスポーツは避けるように言われていましたので、完治後も体育は少し見学していました(バスケでした)。
剥離骨折をしてなかなか骨がくっついてくれないことに焦っていたとき、食べさせたのが煮干しです。
よくスーパーなどで売っている「食べる小魚」「食べる煮干し」ってありますよね。やっぱり骨の成長にはカルシウムが必要だろうということで、意識して1週間毎日食べさせました。
すると次の診察で剥離骨折がきれいに治っていたので、レントゲンを見て長女と「煮干しすごい!」となりました。
本当に煮干しを食べたことで完治を早めたかどうかは定かではありませんが、1週間前まで骨が剥離した状態だったのに、食べて1週間後のレントゲンでしっかり完治していたので、私も長女も煮干しのおかげと信じております。やっぱりカルシウムは大切!次も骨折したら煮干しを食べよう。
一応、学校内での怪我なので学校で加入している保険が適用になります。
うちの学校では保険の先生に請求用紙をもらって、整形外科の受付に渡して書いてもらいました。
長女は2割負担なので病院でかかる費用もそれほど高く、正直この保険請求が面倒でした。
少し前のことなので忘れてしまいましたが、保護者が書かないといけない用紙と、病院で書いてもらう用紙があり、それを合わせて先生に提出すると、数か月後に給付金が振り込まれるというものです。
面倒なので、もし今後学校で怪我をしても、入院するような大けがでなければ請求はやめておこうと思っています。
剥離骨折は骨折した部位によっては気づきにくいことも珍しくないようです。
長女は腫れも赤みもあまりなく「はさんだから多少の赤みや腫れはあるよね」程度でした。
剥離骨折も部位によっては、指が曲がりにくいなど後遺症が残ることがあるようです。
怪我をした場合は、ちょっとした痛みだからと放置せず、整形外科を受診して骨折していないか診てもらうことをおすすめします。