Categories: 健康・病気

甲状腺機能亢進症(バセドウ病)の初期症状、私の場合はこんな感じでした

私は大学生のころ甲状腺機能亢進症(バセドウ病)と診断され、投薬治療を続け、40代でやっと寛解しました。

甲状腺機能亢進症(バセドウ病)は女性に多い病気です。

バセドウ病の初期症状ってどんな感じだった?と聞かれることが多いので、当時のことを思い出しながらまとめました。

甲状腺機能亢進症(バセドウ病)の初期症状10

バセドウ病の初期症状は比較的特徴的で、知識のあるお医者さんならすぐに疑って検査をしてくれます。

最初にどの病院にかかるか、どのお医者さんに診察してもらうかで、初期のうちに治療に入れるか悪化するかが決まります。

 

かもる

総合病院の内科を最初受診しましたが、そこでは気づいてもらえず、見当違いの薬を処方されました。

 

脈拍が異常に早くなる(頻脈)

甲状腺機能亢進症(バセドウ病)の初期症状の特徴として、頻脈があります。

どのくらい早くなるかは個人差がありますが、安静にしていても激しい運動をしているくらい脈が速くなります。

脈拍が早いだけの方もいれば、バクバクと動悸を感じる方も多いようです。

私の場合は、安静時でも1分間に140ほどの脈拍でした。

 

汗をかきやすくなる

甲状腺機能亢進症(バセドウ病)は新陳代謝がよくなるので、汗をかきやすくなります。

冬でもほかの人ほど寒さを感じなくなったり、少し動くと汗をかいたりします。

私は真冬でも比較的薄着で平気な感じでした。

むしろ脇汗や胸の谷間に汗をかくので、薄着でいたい感じでした。

 

微熱が続く

甲状腺機能亢進症(バセドウ病)になると、37℃ちょっとの微熱が続くことがあります。

私は微熱はありませんでした。

高熱ではないので「風邪気味かも?」「生理前かも?」と見過ごしがちですが、放置すると38°台の高熱になることもあるようです。

 

手足の震え

私はこれがありました。

立ち仕事のアルバイト中に、なぜか膝がカクカク震えました。

指先も震える感じで、少し力が入らなかったです。

前触れなく震えて、自分でどうしようもないので気持ち悪かったです。

 

食欲がすごい

食欲がアップするというのも、甲状腺機能亢進症(バセドウ病)の症状のひとつです。

お腹が空くのでとにかく食べるんですが、脈が早くなってエネルギー消費が激しいので、食べても太りません。

 

体重が減る

甲状腺機能亢進症(バセドウ病)になると食欲がアップするのですが、エネルギー消費がとても激しいので、食べても食べても体重が減ります。

わたしの場合、1ヵ月で8kg減りました。

ダイエットはしたいですが、病気で痩せるのはよくないですよね。

 

首が腫れる

甲状腺という器官は首の喉仏の下にあります。

蝶々のような形をしているのですが、これがボコンと腫れてきました。

上を向くとより腫れがしっかりわかりますが私はかなり大きく腫れて、まっすぐにしていても、首が腫れているのがわかるほどです。

横から見るとより腫れがわかりやすかったです。

 

眼球突出

眼球突出も代表的な症状です。

わたしは目が大きく、子供の頃から「出目金」「目玉が落ちそう」といわれていたくらい、ちょっと目が出ています。

そのため、病気の影響があるのかどうかはわかりません。

眼球突出がひどくなると、目が痛くなったり目つきが悪くなったり、物が二重に見えたりするようです。

 

イライラする

内分泌のバランスが崩れるため、イライラしやすくなります。

私は普段からイライラすることも多く短気な性格だったので、甲状腺が影響しているのかどうかは不明です。

イライラすることで集中力も落ち、学校の成績が下がる、仕事でミスが出やすくなるといったこともあるようです。

 

その他の症状

ここまでが一般的な甲状腺機能亢進症(バセドウ病)の初期症状ですが、これに加えて私はとにかく吐き気がひどかったです。

実際に吐くわけではないのですが、今にも吐きそうな気持の悪さです。

アルバイト中や病院の待ち時間も何度もトイレに駆けこんでいました。

 

甲状腺機能亢進症(バセドウ病)で気をつけること

バセドウ病の症状は、更年期障害などほかの病気と症状がかぶっているものもあります。

そのため見逃されることも多いです。

これらの症状があれば、もしかしたら甲状腺機能亢進症(バセドウ病)かも?と疑ってみたほうがよいかもしれません。

甲状腺機能亢進症(バセドウ病)かどうか調べるために難しい検査はなく、血液検査で簡単にわかります。

とはいえ、一般的な血液検査には甲状腺のホルモン値は含まれていません。

甲状腺用の血液検査の項目があるので、それを付け加えて検査をしなければわかりません。

病院でもお医者さんが甲状腺異常を疑ったときにだけ検査することになるので、お医者さんの腕にかかっているといえるのです。

私の場合、最初に総合病院の内科にかかりましたがあれだけ首が腫れていたにも関わらず、甲状腺異常は全く疑われず、吐き気止めと胃薬だけを処方され数回通院したのが辛かったです。

総合病院は1つの科でよくならなければ、ほかの科に回して総合的に治療に当たってくれると思っていましたが、わたしが通った総合病院はそうではなかったようですね。

 

かもる

「吐き気」という症状だけに注目して、吐き気止めと胃薬だけ処方するお医者さん…本当に病院選びは大切だと思いました。

 

結局、わたしの甲状腺機能亢進症(バセドウ病)に気づいてくれたのは近所の内科のクリニックです。

すぐに血液検査をしてくれましたから。

内科のお医者さんでも甲状腺に詳しくない人は多いので、甲状腺機能亢進症(バセドウ病)が疑われる症状があらわれたら、内科よりも内分泌かや循環器系を受診するとスムーズだと思います。

 

かもる

きちんと治療すれば「風邪より軽い難病」といわれるほど、日常生活に影響はありません。でも放置すれば最悪死に至る病気です。気になる症状があれば、早めに受診してくださいね。

 

かもる

中学生と高校生の娘がいるほぼ専業主婦のバセドー・ヘルニア・緑内障在宅ワーカーです。 来年は大学受験と高校受験のW受験を控えています。 はちみつ・コーヒー・スイーツ大好き。 日常生活で気になったこと、試して感じたこと、お役立ち情報などを書き綴るブログです。 本ブログの記事で紹介する商品・サービスはアフィリエイト広告となります。#PR

View Comments