こんにちは、かもるです。
小学校では1年生と4年生で実施される心臓検診。
ひっかかってしまって驚いている方も多いのではないでしょうか?
うちも1年生のときは問題なかったのに、今回4年生でひっかかってしまいました。
学校から大きな病院で精密検査を受けるよう、病院名や連絡先などを渡されてきたんですが、頭の中は普通に生活してるのに何で??何も自覚症状もないよ?手術になったらどうしよう…
そんな気持ちで軽くパニック。
どんな検査をするのか?費用はどのくらいかかるのか?そもそもどんな重病なのか、心配なことが多い中、精密検査を終えてきました。
現在は、中学2年生になった次女ですが、精密検査から現在の様子をまとめました。
ちなみにその後、長女も学校の心臓検診でひっかかりました。
うちの小学校は5月に心臓検診がありました。
小学校1年生のときにも心臓検診がありましたがひっかかることもなく、普段から特に何も異常を訴えることもなかったので、今回の心臓検診も特に気にもしていませんでした。
ところが!
心電図と要精密検査と書かれた用紙を持ち帰ってきました。
「え?何で?今まで何にもなかったやん??」とちょっとパニックになりつつ、学校から指定された総合病院へ予約の電話を入れました。
本来の流れとしては学校での検診でひっかかった場合、二次検診を行って結果がよくなければ精密検査となるようですが、明らかに異常だったので二次をすっ飛ばして精密検査…
もう心配しかありませんでした。
学校での心電図の時間は短時間なので、たまたまそのタイミングに症状が出なかった場合はスルーされちゃうんですって。だから実はうちの子のように何かを抱えているけれど気づかれていないケースも多々あるようですよ。
次女の少し後で長女も学校の心臓検診でひっかかり、再検査となりました。
総合病院へ普段行くことがないので、病院の大きさと人の多さに圧倒されつつ精密検査を受けました。
精密検査ってどんなことをやるんだろうと思っていたんですが、
この5項目が行われました。
踏み台昇降は踏み台の高さが大人向きで、かなり大変そうでしたが62往復頑張っていました。
初めて聞く病名に「それ何?」となりましたが、先生がとても親切でわかりやすく教えてくださいました。
どうも心臓というのは、上半分(心房)と下半分(心室)が別にドクンと動いているようで、心臓の下(心室)を動かせという信号が正しく機能していないため、上(心房)が動いた後に下が動かないんです。
もちろんずっとではなく何脈かに1回の割合で動いていなくて、3段階あるうちの2番目に悪い2度房室ブロックと診断されました。
安静時は心臓の心室部分の動きに不具合がありますが、運動して心臓がバクバクしている状態では限りなく正常になっていました。
そのため、学校でも運動制限はありません。
自覚症状はないようで、症状が出るとしたら意識が遠くなったり、ふらふらしたり、気絶したりするようです。
心臓に痛みが出るという病気とは違うようです。
こういった症状が出たら悪化している可能性があるので受診が必要です。
長女は房室ブロックの1度なので、特に精密検査や定期検診の必要はありませんでした。
病院での心電図の計測時間は3分間なので、1日の心臓の動きを見るため、24時間ホルターを装着することになりました。
24時間ホルターは2その名の通り24時間、心電図を測ることができる機械です。
胸に4つのパットを貼り付け、スマホの1/2くらいの大きさの計測器を首からぶら下げます。
どんなときにどう脈が変化するかを見るため、行動記録表もつけなければいけません。
何時何分にトイレに行ったとか、階段を上ったとか、食事をした、寝たなどです。トイレは大小も区別して書くので結構大変でした。
24時間ホルターをつけているときに気を付けないといけないことは、機械を水に濡らせないのでお風呂やシャワーはNGということくらいでした。
実際つけてみて感じた注意点としては、4枚胸に取り付けるパットですが、固定する密着度の高いシールがついています。
そのシールのせいでお肌がかゆくなってしまうということです。
起きている間は大丈夫ですが、寝ているときに無意識に掻いてしまうため、パットが剥がれそうになるですよね。
夜中に何度も掻こうとするので、両手をつなぎ阻止!
それでも剥がしたら意味がなくなるので、うたた寝くらいしかできませんでした。
お子さんが1人部屋の場合は、一緒に寝た方がいいと思います。
そして翌日、ホルターを外しに再び病院へ。
24時間ホルターの結果が出るのは1週間かかります。
結果は親だけ聞きに行けば大丈夫です。
24時間ホルターは1万円くらいかかるとネットで調べたときに書いてあって、ほかの検査と合わせたら一体どのくらいになるのかドキドキしていました。
うちの自治体では小学4年生は2割負担です。
5項目の検査と診察、24時間ホルターの貸し出し、トータルで7,000円でした。
決して安くはありませんが、想像よりも安くてホッとしました。
大きな病院ならクレジットカードが使えますし、ATMなども設置されているので万が一足りなくても何とかなりますが…
24時間ホルターの結果は1週間かかります。
取り外した1週間後に、私だけでお医者さんに結果を聞きに行きました。
次女の場合は半年~年1回くらいに心電図で検査する必要はあるものの、治療や運動制限は必要ないとのことで安心しました。
結果が出たので小学校から持ち帰っている提出書類を書いてもらわなければなりません。
書くといってもお医者さん名前・病名・運動制限があるかどうか・病院のハンコだけなんですが、何と2,800円もしました…
バカ高い…
ちなみにお医者さんの結果説明にかかった料金は150円でした。
はじめ半年に1回、総合病院で診てもらっていましたが、特に悪化することもなかったため今は1年に1回通っています。
病院で何をするかといえば、安静時の心電図と運動後の心電図を取るだけです。
その結果を見て先生とのお話が3~5分程度、次の予約を取るという流れ。
次女の2度房室ブロックは3段階中の真ん中で、悪化すると1番悪い段階に入ってしまいます。
そうなるとペースメーカーなども検討することがあるかもしれない(3度だから必ずしもペースメーカーではないそう)ですが、そうなるとペースメーカーに悪影響のあるものは生活から排除する必要が出てきます。
IHや近所の鉄塔、マイコン炊飯器など調べてみるとよくないらしく、引っ越しも考えなければいけなくなるので生活も一変しそうです。
ありがたいことに4年たった今現在、悪化もしなければ改善もしないという均衡状態が保てています。
が、当然中学1年生でもやる学校の心臓検診でひっかかってます。
先生のお話ではよくなることは期待できないそう。悪くなったらわかるよう定期検診するよう言われています。大人になっても必要なのかは現段階では不明です。
子どもが心臓検診でひっかかると、親としてはめちゃくちゃ心配ですよね。
これまで1度もひっかかったことがなく、気になる症状がないならなおのことです。
次女も今までひっかかることがなかったので、本当にびっくりして心配しました。
学校の心臓検診でひっかかることはよくあるようで、長女の再検査は親同行だったんですが、待合室にたくさんの親子がいましたよ。
もし学校の心臓検診でひっかかったら再検査や精密検査を受けましょう。